愛と自己愛と共感経済
みなさま、こんにちは。管理人のまるです。
社会関係資本という目に見えない資本があるのはご存知でしょうか?
・本日の紹介記事
河崎純真さんが考える共感経済と自己愛の関係性について
記事テーマ:愛と自己愛:共感経済
共感経済における愛とは「無限共感価値創造装置」である。
愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒らず、人のした悪を思わず、不正を喜ばずに真理を喜びます。すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。愛は決して絶えることがありません。(コリント人への手紙I 13:4〜8)
人が個人として持ちうる、資本には3種類あるのをご存知だろうか。
人的資本、金融資本、社会関係資本だ。
- 人的資本はその人自身の創造力。
- 金融資本はクレジット、すなわち信用。
- 社会関係資本は知識、関係性、信頼、評判、文化である。これは目に見えない資本だ。
家族とお金
たとえば、家族と一生会えない代わりに10億円もらえるとしたら、あなたはどうするだろうか?
もし、10億円をもらわないのであれば、あなたの家族という関係性には10億円の価値がある。
社会関係資本とは、そういった資本なのだ。
しかし、すべての人が家族を選ぶわけではない。10億円でも、100万円でも交換したいという人もいるだろう。
これは家族だから無条件に価値があるわけではなく、社会関係資本が蓄積されている家族だから意味があるのである。
社会関係資本を蓄積するには
では、社会関係資本を蓄積するにはどうすれば良いか?それは共感することである。
相手に共感することで価値がうまれ、それが交換される。
ちなみに社会関係資本をもっとも創造できるのは赤ちゃんで、社会関係資本をもっとも持っているのは老人だ。
金融資本とは逆である。
うまく行かない家庭の原因 : 毒親の例
それは共感搾取である。
共感搾取とは端的に言えば自己愛だ。
毒親の例にとれば、親は子供がかわいいので、自分の望むように命令して、勝手に希望を押し付ける。この場合子供が嫌々でも従う事で、親は自分で自分に共感する。しかし、子供は嫌々なので親に共感しない。
こうして一方的に自己共感がたまる。
しかし相手から与えられたわけでないので、すぐ消費してしまい新たに求める。
これが毒親の構造だ。
ちなみに共依存とは、相手に愛を与えるのではなくお互いに自己愛を高めあっている関係性の事を言う。お互いがお互いに自分愛によって共感価値を高めている構造だ。
愛がある家庭を築くには
愛がある家庭とはお互いに愛がある、すなわちお互いが相手に共感し、お互いが価値を提供しあっている関係性が愛のある関係性なのだ。
愛はiではなく、uのために。
愛と自己愛 : 共感経済. 共感経済における愛とは「無限共感価値創造装置」である。 | by Junshin | Medium