河崎純真さんが考えるブロックチェーンとは?

みなさま、こんにちは。管理人のまるです。 

ブロックチェーンはご存知でしょうか? 

 

ブロックチェーンとは、簡単に説明すると、管理者が存在せず、インターネット上でコンピューター同士がデータの検証を行い、ブロックチェーンのネットワークに参加している人たちのみで平等な情報共有ができる技術です。 

 

ブロックチェーンは元々仮想通貨のためにつくられた技術ですが、イーサリアムブロックチェーンのような多分野に技術の活用ができるプラットフォームが誕生したことで、幅広い分野でブロックチェーンの技術が使われています。 

 

大手企業もブロックチェーンの技術を使ったシステムやサービス開発に注力しており、今後、さらなる技術の進歩により、もっとも発展が期待される分野の一つです。

 

・本日の紹介記事 

河崎純真さんが考えるブロックチェーンについて。 

 

記事テーマ:馬から車。手紙からメール。国家からブロックチェーン 

 

信頼があれば信用はいらない。 

 

車は100年で世界を変えた。

インターネットは50年で世界を変えた。

ブロックチェーンは何年で世界を変えるだろうか。 

ブロックチェーンは何を可能にしたのか。 

それは新しい信用の形である。 

人類の有史以来、中央集権的な仕組みでしか成し得なかった、信用の仕組みをブロックチェーンは大きく変えた。 

信用の有用なものに、マネーがある。 

マネーとはコミュニケーションツールであり、

みずしらずの人を信頼し価値交換できるツールである。 

例)土地の所有権をどのように信じるか? 

例えば、ある人が、ある土地の権利を格安の値段で言ってくれるとしよう。 

しかし、その土地を本当にその人が持っているかをどのように証明できるだろうか? 

本人のいうことだけでは、信頼できないかもしれない。嘘を言っているかもしれないからだ。 

こうした場合は多くの人は、土地の登記証明を要求するだろう。

そして、多くの人は土地の登記証明に相手の名前が書いていれば、その人が嘘をついていないと信用する。 

これは国土交通省が認可した土地の登記証明を求めるということだ。 

すなわち、相手を信頼しているのではなく、我々は国家を信頼しているのだ。 

お互いが信用できる人を仲介して、相手を信用する。 

しかし、この信用モデルには大きな課題がある。 

中央集権であるということだ。 

中央集権の問題 

中央集権には多くの問題がある。 

  1. 不正ができる 
  1. 改ざんができる 
  1. 権力が集中する 

それぞれの問題を具体化してみよう。 

  1. 不正ができる。

お互いが信頼できる相手を信頼したとしても、本当に公平であるとは限らない。例えば、わたしが土地の所有権を国家と一緒に嘘をついて、だましとったお金を、こっそり信用を証明してくれた人に賄賂として渡しているかもしれない。 

  1. 改ざんができる

例えば、私が国土交通省のサーバーにハッキングして土地の登記証明の記録を書き換えてしまえば、全ての権利が私に移譲することになる。すなわち、編集権や改ざん方法を持っている人に不正に権利が渡ってしまうことがある。 

  1. 権力が集中する

お互いが中央を信用しなければいけなくなるので、 

ブロックチェーンはこの中央集権の仕組みを書き換えた。 

信用を陳腐化したのだ。 

これによって、時代は大きく変化する。 

信用は意味をなさなくなる。

純粋に価値のみを評価する時代となる。 

すなわち、ブロックチェーンを信じれば、正直で誠実な人が報われる不正がない社会が到来する。 

ブロックチェーンの特徴はあるチェーンを複数人で持つということだ。 

すなわち、あたらしい合意形成の形であり、それは神と同等である。

 

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馬から車。手紙からメール。国家からブロックチェーン。. 信頼があれば信用はいらない。 | by Junshin | Commons OS | Medium